製品ラインナップの切り替えに伴い最終ロットを販売いたします。
価格も少しお求めやすくしました!
スタジオ品質のコンプレッサーを足元に!というコンセプトで開発された本機。
一見コントロールが多いため複雑に見えてしまいますが、それぞれの役割を認識できればそこまで悩むこともないはず…!
以下に各コントロールの解説を記載します!!長いですが、分からなくなったときなどに参考にしてみてください!
Volume:最終段に取り付けられたパッシブVolumeで一般的にはなるべく右に回しきったほうが音質的に有利になりやすい。その他セッティングとのバランスを見て、必要なだけ絞って設定すると良い。
Gain:全体的な増幅量を決定できる。基本はあまり上げすぎない方が良いが(12時より前くらいの幅での使用)、こちらは少しローが強く出るような周波数特性を持った増幅になるため、Volumeを下げて、Gainを上げるような音量コントロールで音に丸みを持たせるような使い方もできる。
Threshold:Gateなどとも呼ばれる、本来無音時のノイズをカットする機能。具体的にはある一定以下のレベルの信号を減衰させて音が出力されないようにしている。そのある一定のレベルをこのノブでコントロールしている。右に回すほど大きな信号でも減衰がかかる。(一般的な入力レベルの範囲には効かないようになっている)基本的には3時くらいの位置までを推奨しており、それ以上右に回すとサステインが不自然に切れるようになる。
次は順番的にはRatioだが、内容理解のためにLimitから記載する。
Limit:ある一定以上のレベルを一定のレベルに揃える効果を持つ。一般的にコンプレッサーは小さい音を大きく、大きい音を小さくして、それらの出力を揃えるエフェクターであるため、このコントロールはセッティングにおいてかなり重要な働きをする。しかし、ギターという楽器においては音量の上限を小さく取りすぎてしまうことは音楽的に良い結果を生まないことが多いため、そこまで神経質になる必要はない。オススメは右に回しきった状態から3時位までの間。右に回しきった状態では基本的に大きな入力に対して音量を減衰させることをしない。3時位の位置では自然な減衰が働き、ピッキングのタッチを効果的に揃えることができる。
Ratio:コンプレッサーの一番重要なコントロールとも言えるRatio(比率)だが、これは圧縮比を意味している。先のLimitでは大きな音量を減衰させ一定に揃えるという説明をしたが、こちらは小さな音量を増幅させる際にどのくらい強い増幅を与えるかを決めている。Limitでは基本的に"一定"となるように減衰が効くが、Ratioでは小さい音量を”一定”にはせずに、入力音量と出力音量との比で増幅させている。少し難しく聞こえるかもしれないが、例えば本機は最低Ratioとして1:1を可能にしている。これは基本的にLimitまでの音量に関して一切特殊な増幅がかからない状態である。それゆえにピッキングに対しての反応が自然で、敢えて弱いタッチの音量差をそのまま出力でき、Limitの操作で強く弾いたときのみの音の粒を揃えることができる。逆に5:1のあたりではかなり小さい音も大きく増幅する。(感覚的な話だがLimitが効く[出力が一定に揃う]音量を10、入力音量を1としたときに、5:1ではそれを8くらいまで、2:1では5.5くらいまで増幅する)このときどのような強さでピッキングしてもかなり一定と呼べるような幅で出力の音量が揃うことになり、これを出力される音量を圧縮していると捉えるためにコンプレッサーという名前のエフェクターになっている。そして本機では先述の通り、Ratioの幅を最低値である1:1から取っており、さらに1:1から2:1の間でのコントロールをしやすくしている。この理由は、単純に出力を揃えるだけなら高Ratioの方が音量は揃うのだが、ギターという楽器において2:1以上の比率での圧縮はあまり良い結果を生まないことが多いように感じるためである。先述したように2:1の時点でかなりの増幅になっていることを感じてもらえるかと思う。一般的にカッティングやアルペジオ、パワーコードの音量差を無くすといった音の粒を揃える操作においては1.5:1程度までが個人的には有効だと考えている。逆にリードでは敢えて音量差が現れることで、曲に表情が出てきて音楽的なプレイに繋がると考えている。
Sens.:こちらはトグルスイッチとして付いているコントロールだが、入力が入ってから実際にコンプレッサーが働くまでと、入力が無くなってからコンプレッサーが停止するまでのタイムラグを設定している。一般的に言うアタックとリリースを同時に変化させている。真ん中のときに一番反応が早く、下段のときが一番緩やかで、上段ではその間になっている。特に気にしないのであれば真ん中の一番反応が早い状態にしておくのがオススメ。
また、最後に+αで施した味付けについてですが、Fcon-Vは少しきらびやかで真空管的な倍音感を伴うようなチューニングがされています。
例えば弊社の59preampやDeluxePreampと合わせて使うことで更に実際のアンプのような鳴り感を得ることも可能になっているので、是非楽器店での試奏の際は合わせてのご試奏をオススメします!!
・130×80×H50(最大65)mm
・約480g(バッテリー含まず)
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